グリセリン
グリセリンは植物や海藻などに含まれる保湿成分。無色透明で粘り気のある液体です。人間の身体にも含まれており、古くから化粧品や医薬品、食品など広く使われています。水分を保つだけではなく、外部の水分を集めて肌にうるおいを与える働きも。さらに、乾燥から肌を守り、しっとり柔らかく整える効果も期待できます。
プロパンジオール
植物のでんぷんを発酵させて得られる、100%植物由来の保湿成分がプロパンジオールです。高い保湿成分があり、グリセリンと混ぜ合わせることで、さらに保湿力がアップするといわれています。肌にうるおいとしなやかさを与え、清潔な状態を保つ作用があるプロパンジオール。化粧水や乳液といったスキンケアアイテムをはじめ、多くの化粧品に配合されています。
トリグリセル
高い保湿力を持つグリセリンに、ココナッツオイルなどに含まれるカプリル酸/カプリン酸を組み合わせた成分。一般的なオイルと比べ、さらっと軽いテクスチャーながら、保湿力に優れているのが特徴です。エステオイルやクリーム、乳液など、スキンケアアイテムによく使われています。
スクワラン
スクワランは、貴重な保湿成分であるスクワレンを加工し、より安定性を高めた成分です。スクワレンは、オリーブオイルやサメ類から得られ、人間の皮脂にも含まれています。肌の角質層までなじみ、うるおいをキープ。肌をふっくらやわらかく整えます。水のような軽いテクスチャーで、べたつきが気になりません。
セスキステアリン酸メチルグルコース
植物や動物に含まれる脂肪酸のステアリン酸と、生命活動のエネルギー源として欠かせないブドウ糖が結合した成分。油分と水分をなじませ、肌をなめらかにする効果があります。化粧水やクリームなど、スキンケアアイテムに多く使われている成分です。
シア脂
シア脂はアフリカに生息するシアの木の実から抽出した天然油分。現地では、食料やヘルスケアなど生活に深く根ざし、赤ちゃんの肌に塗り乾燥を防ぐなど、スキンケア用途にも使われてきました。シア脂は、保湿力の高さから「保湿の王様」とも呼ばれます。常温では固形ですが、肌に塗ると体温によって溶け肌にすばやくなじみます。スキンケア、ヘアケア、ボディケアなどに広く使われる美肌成分です。
カニナバラ果実エキス&油
バラの一種であるローズヒップの実から 抽出した、希少なエキスとオイル。乾燥させたローズヒップの実は、ヨーロッパ圏では古くからハーブティーとして愛飲されており、ビタミンCの含有量が多いことでも有名です。ローズヒップエキスとオイルは、肌にうるおいとハリを与え、ふっくら美しい状態へと整えます。美肌成分として人気があり、スキンケアやボディケアなどに広く使われています。
ヒアルロン酸Na
ヒアルロン酸は、人間の肌にもともと存在する保湿成分。体内ではとろみのあるゲル状で存在します。たった1gで6Lもの水分をかかえむ力があり、肌にうるおいや弾力を与えます。ヒアルロン酸Naはヒアルロン酸の肌への浸透力をアップしたもので、化粧品には欠かせません。保湿力が高く、オイルとは異なるしっとり感を肌にもたらす成分です。油分と一緒に配合することで、さらに効果が期待できます。